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ノロウイルス

試験実施 財団法人 日本食品分析センター(平成23年02月11日)
試験目的 ネコカリシウイルス(ノロウイルス代替ウイルス)に対する不活性化試験
試験概要 検体にネコカリシウイルスのウイルス浮遊体を添加、混合し、作用液とした。室温で作用させ、30秒並びに1及び3分後にウイルス感染価を測定した。また、あらかじめ予備試験を行い、ウイルスと感染価の測定方法について検討した。なお、ネコカリシウイルスは、細胞培養が不可能なノロウイルスの代替ウイルスとして広く使用されている。
試験結果 作用液のウイルス感染価測定結果

試験ウイルス 対象 log TCID50/ml*1
開始時 30秒後 1分後 3分後
ネコカリシウイルス*2 検体 3.2×105 <32 <32 <32
対照 3.2×105 *** *** 3.2×105

対照:精製水
作用温度:室温
***:試験実施せず
<32:検出せず
TCID50:median tissue culture infectious dose,50%組織培養感染量
*1 作用液1ml当たりのTCID50の対数値
*2 ノロウイルスの代替ウイルス
開始時:作用開始直後の対照のTCID50を測定し、開始時とした。